葉酸サプリのおすすめの服用期間はいつからいつまで?

特に、妊娠時期と授乳の時期に必要とされる葉酸。厚生労働省が定めた「第六次改訂日本人の栄養所要量」による1日の葉酸の所要量はいうと、15歳以上の成人男女は200μg、妊婦は400μg、授乳婦では280μgと定められています。となると、妊娠と授乳の時期以外、サプリメントなどを利用した、意識した葉酸の摂取は不要ということなのでしょうか?それとも、妊娠を希望する女性なら、誰しも服用したほうがベターなのでしょうか?

 

妊娠初期に葉酸を摂取する効果は、胎児に先天性の疾患が発生してしまうリスクを抑えられる点にあります。その際に起こりうる先天性の疾患というと、「二分脊椎」という、下半身に障害が出てしまう病気や、「無脳症」といい、頭部未形成のままで生育してしまい、いずれ早いうちに死を迎えてしまうといったものがあるのです。しかし、妊婦の中にはすぐに妊娠に気づく人ばかりではなく、中には妊娠初期を過ぎてしまった時点で気付く場合も。妊娠初期とは妊娠0週目から15週目を指します。受精卵から急速にヒトの姿へと変化する時期であり、身体の各部位や器官、臓器や骨を形成する大切な時期にです。この際に葉酸を摂取しておかないと、先天性リスクの回避効果を十分に得られないことも。そのため、妊娠を考えている、妊活しているといったプレママ、そして妊娠するかもしれないといった可能性がある人は、常日頃より葉酸サプリメントを服用し、しっかり備えておくことが、胎児に先天性疾患を発生させないためには重要となることでしょう。

 

また、妊娠から出産を経て、授乳期にも葉酸摂取は重要とされています。その理由はというと、葉酸が「造血ビタミン」と呼ばれていることが大きな理由のひとつビタミンB12と同様に、赤血球の生産を助ける造血ビタミンと呼ばれる葉酸。血液に含まれる赤血球と授乳の関係はというと、実は母乳は血液を原材料として作られているのです。となると、出産後の授乳期は、母体の血液を母乳にして赤ちゃんに分け与えるわけですから、授乳婦は体内に平時に比べより多くの血液量を必要とします。そのため、「造血ビタミン」である葉酸をきちんと摂取することが重要なるのです。また、赤ちゃんは母体から、あるいは粉ミルクなどによる授乳によって葉酸を摂取します。葉酸は、細胞分裂やタンパク質の生成にも深いかかわりを持つ栄養素。そのため、葉酸の摂取量が不足してしまうと、赤ちゃんの生育に遅れが出てしまうという指摘も存在しているのです。

 

いつ妊娠しても、赤ちゃんの生育における先天性疾患を予防できるように、そして、生まれたのちも順調に成長を続けられるように。葉酸サプリのおすすめ服用期間は、妊娠を希望する人、妊娠する可能性がある人、そして授乳中までと、長きにわたっての服用がおすすめとなりそうです。